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ニュース系ウェブログを目指しています。テーマを「国際情勢」としつつ、世の中のいろんな時事問題で自分の思った事を書いていこうと思ってます。リンクはフリーです。


by winger1011
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イラク自衛隊派遣の撤退時期は冷静に

自民の加藤、古賀、亀井3氏が抗議

自衛隊の派遣延長に反対する自民党の加藤紘一、古賀誠両元幹事長と亀井静香元政調会長は24日、党本部に柳沢協二内閣官房副長官補や外務省、防衛庁幹部を呼び、イラク南部サマワに派遣された陸上自衛隊の活動状況や現地の治安情勢について報告を受けた。加藤氏らによると、政府側は陸自宿営地が被弾し、一部施設に被害が出たことについて「数十発撃たれれば別だが、一、二発撃たれても、安全でないとは言い切れない」との認識を示したという。古賀氏は政府側に「あなたたちは我々以上に平和ぼけではないか。命を懸けて、自衛隊を派遣しているという真剣さが聞こえてこない」と批判した。


 自民の反小泉派の3人が、世論に迎合してイラクからの撤退を叫んでいます。昨日も学識者や学者等、知識は豊富だが、物事の本質を何もわかっていない頭でっかちな馬鹿が自衛隊派遣反対の広告を作るそうだ。

 最初に私のイラク戦争に対する考え方を言っておきたい。私はアメリカのイラク戦争には反対だ。IAEAの査察に応じていたイラクを攻撃したアメリカは、間違いなくイラクに侵略したのであり、イラク攻撃においてアメリカを支持することなどできない。 しかし、。自衛隊のイラク派遣には賛成の立場だ。要は、何を言った所でもうアメリカのイラク侵略は始まってしまったのであり、やっちまったものはしょうがないから、日本としてはこの状況を最大限に利用しようという事だ。国益を考えた場合、アメリカを支持して、自衛隊を派遣して、「アメリカに貸しを作る」事が国益に一番かなうのだ。

 日本では、イラク戦争は間違った戦争だから、一刻も早く撤退すべきだ!!という感情的な意見が多数で、その意見に追加して自衛隊員の人命が危ないという意見もある。自衛隊員の全員の無事帰還を心より願うが、イラクから撤退する時期はもっと冷静に国益を考えて決めるべきだ。駐留する不利益より、駐留する利益の方が上回っていれば、自衛隊はイラクに駐留すべきと思う。
 
 そもそもイラクに自衛隊を派遣した目的は「アメリカに貸しを作るため」だ。だから撤退する時期はアメリカ政府及び国民が怒らない、納得できる時期に撤退するしなければならない。「アメリカに貸しを作るために」イラクに自衛隊を送ったのに、アメリカを怒らせて撤退したのでは、イラクに自衛隊を派遣した意味が無くなるからだ。
 さっきから、自衛隊はイラク復興に行っているのだから、イラク国民に役に立っているか?支持されてるか?という話が出てこないという人もいるかもしれない。イラク人には酷なようではあるが、はっきり言うが、自衛隊がイラク復興に役に立っているか、いないかなど、どうでもいいのだ。!!仏独が反対している中で日本が協力姿勢を示している事自体が、「アメリカに貸しを作る事」になるし、イラクでの石油利権のおこぼれを貰ったり、イラク駐留で、国際的な発言力の高まれば、自衛隊はイラクに駐留しているだけで、日本の利益になるのだ。

 ではいつ撤退するか?というと、私はあと半年から1年位は駐留すべきと思う。オランダが撤退する3月で、自衛隊も撤退すべきという意見があり、私もその意見を否定はしないが、様々な国が年末から来年始めにかけて撤退していく中で、自衛隊が残る事がどれだけ「アメリカに貸しを作る」事になるかを考えれば、やはりあと半年、できれば1年位は駐留すべきと思う。それくらいの時期になれば、アメリカも十分納得すると思う。「アメリカに貸しを作る」ために自衛隊を派遣したのだから、他の国々のような中途半端な事はぜずにこの状況をとことん日本の国益の為に利用すべきだ。

 極力感情論を廃し、冷静に国益を考えて行動する。イラク戦争という不幸な戦争をも、日本の国益に最大限に利用する。随分冷酷な意見に聞こえるかもしれないが、国際政治・外交とはこれくらいでなければ、うまくやってはいけないのだ。
by winger1011 | 2004-11-24 20:59 | イラク情勢