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ニュース系ウェブログを目指しています。テーマを「国際情勢」としつつ、世の中のいろんな時事問題で自分の思った事を書いていこうと思ってます。リンクはフリーです。


by winger1011
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日中がODAの廃止で意見一致

対中ODA打ち切り検討 「卒業の時期」首相 (共同通信)

中国外相、ODA卒業論に「中国は自立発展できる」

 日本側が世論の圧力を受けて中国へのODA廃止を言い出し、中国側が「中国は自立発展できる」とODA廃止を受け入れたという事で、日中がODA廃止で意見が一致して、対中ODAが廃止になる事がほぼ決定しました。いやー、良かった、つうか遅すぎるくらいだ。しかし、町村外相発言によれば、2010年まで続けるつうのが気に入らん。ODA世界6位の国にまだ施すつもりか。?来年で廃止でいいだろが。!まったく、腐ってますなー。
 日本のODAは、援助というのは建前で、本当の狙いは、元々発展途上国を懐柔するのが主たる目的なのです。国連や国際捕鯨委員会等で、アジア、中東、アフリカ諸国が日本に有利なように動かす等がその一例です。中国へのODAも、元々中国を懐柔するつもりだったのが、外務省にチャイナスクールと呼ばれる媚中派を作られたり、与党の最大派閥たる橋本派を懐柔されてしまったりと、逆に日本が中国に懐柔されてしまったのです。日本と中国の外交力の差ですねー。
 しかし、近年の中国の日本に対する横暴な態度に日本の国民が怒り、自民党・政府も今までのように中国に媚を売る事が出来なくなったつうのが、真相です。それにプラスして、小泉首相VS橋本派の権力闘争に今まで中国に媚びていた橋本派が敗北してしまったのも原因かもしれません。小泉首相が、媚中派たる橋本派に怒って追い出したのではなく、これはたんなる権力闘争なので、あまり小泉首相を誉めちゃー駄目です。(^^)
 
 要するに中国は日本のトップを懐柔した事でいい気になり、やりすぎた。日本の高級官僚や政治家を懐柔しただけで日本という国そのものを懐柔できたと勘違いしたのだ。
 しかし、日本は民主国家であり、国民が怒って世論という形で圧力をかければ、日本のトップたる高級官僚や政治家も個人的意思はどうあれ、国民の世論に従わざるをえない国なんですな。独裁国家たる中国や北朝鮮はこの事が理解できなかったのです。真に日本という国を懐柔したければ、日本の国民を懐柔するしかないのです。例えば、アメリカが一部成功しているようにです。この点やはりアメリカはすごいと言わざるを得ない。軍事力だけでなく、外交・情報戦略という面でも、中国なぞアメリカの足元にも及びませんな。
 話をもどして、日本の国民が中国に警戒心を持ち始めた事と、北朝鮮の拉致事件によって、日本が今までの行き過ぎた左翼思想から目覚め,中道へと変化し始め、「日本という平和ボケして惰眠をみさぼっていた獅子を目覚めさせる」 という、中国にとって最悪の事態になってしまったのです。これは中国の最大の外交的失敗でしょう。まあ、北朝鮮が一番の原因ではありますがね。(^^)

 新聞・テレビ等マスコミは悲観論ばかり言いますが、日本国民が、ネットの普及によってメディアリテラシーを身に付け始め、大マスコミの世論誘導に引っかからなくなり、状況を冷静に判断できるようになった事と、世論の圧力という形で政府をコントロールし始めるなど、日本は良い方向に向かっていると思います。亀のように遅いので、時々イライラしますが。

今日はこのへんで。
 
by winger1011 | 2004-11-29 15:56 | 中国