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ニュース系ウェブログを目指しています。テーマを「国際情勢」としつつ、世の中のいろんな時事問題で自分の思った事を書いていこうと思ってます。リンクはフリーです。


by winger1011
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中国反日暴動の顛末 現状ではこれで精一杯!!!

日中首脳会談、対話促進で一致…首相、暴力防止求める

 AA会議のおわび発言~日中首脳会談にいたる日本政府の対応に対して、評価が2分しています。
まあ、国が思想統制している中国や韓国じゃーないんですから、評価が2分するのは当たり前の事です。1つは、今回の対応を評価する意見と今回の対応を評価しない意見です。

 私の意見は、現在はある程度評価しています。私も最初は、この機に強気に出て一気に中国共産党を潰せという意見をもっていました。それは以下の理由からでした。

・世界は中国に疑問を感じ始め、世界世論は日本の味方である。

・中国は今回の反日暴動の拡大を恐れている。

・日本は歴史的にも悪い事はしていない。先の戦争も自衛戦争であり、マッカーサーも証言して いるように、アメリカもわかっいる。

 これは、現在、小泉首相と政府を批判する意見を持つ人たちも同じ考えでしょう。ですから最初、私はAA会議のおわび発言を聞いてものすごく怒りを覚えました。ですが、一歩ひいて様々な情報を整理してみると、そうでもない事が分かりました。無論、不満はありますが、現状ではまだマシな対応なのかなと評価するようになりました。その理由は以下です。

・「世界は中国に疑問を感じ始め、世界世論は日本の味方である。」と思っていましたが、実は そうではなかった事。中国批判も多いですが、中国支持も多く、欧米等の世界世論は必ずしも日本を支持するのではなく、日中の支持は半分半分でであること。

・日本の先の戦争は自衛戦争ではあるが、アメリカも欧米もあくまで日独のファシズムを倒した正義の戦争であるという意見の方が多数派であり、マッカーサー等の一部米国軍人の「日本の戦争は自衛戦争だった」という意見はあくまで米国以内では少数意見であること。よって、歴史認識で日本が自衛戦争といったら、米や英仏等の欧米戦勝国を敵に回しかねない事。

・日本には、憲法第九条があり、「戦力の放棄と外交で武力を使わない、紛争は話し合いで解決する」という宣言をしてしまっているために、中国やその他の国のように外交に武力の背景がない為、相手国に強気に出る事ができない事

の三点です。確かに不満はありますが、現状では政府はマシな対応をしたと思います。

では、どうすれば強気に出られるかというと、まず、「憲法を改正し、憲法九条を廃止もしくは、改正して、正式な軍隊をもつ」という事です。日本が諸外国に強気な外交に出れないのは、武力の背景が無いからです。いくら、小泉は弱腰だ!!、謝るのは中国の意見を追認する事だ!!という意見を言っても、日本政府としては、中国に駐在する邦人を保護すべき義務があります。国民を犠牲することもいとわない中国とは違うんです。!!で最善の方法は中国人に暴動を止めてもらう事しか無いんです。

 なぜそれしかないか?というと日本は「もし何かあったら、力づくでも邦人を救出するぞ!!」という事を言えないからです。日本以外の国はそれが言えます。しかし日本は憲法九条があるためにそれが言えない。今回、弱腰だ!!国益を害した!!と非難する人たちは、この事実を忘れてはいませんか??「武力を外交に使わずに中国の邦人の安全を確保する」という政治目的を達成するためには、現状ではこれで精一杯だと思いませんか??。



また、歴史問題ですが、国際社会では、良く「勝てば官軍」というよう、正しい方が正義ではなく、戦争で勝った側こそが正義なんです。先の戦争は自衛戦争で謝る事は無いと言いますが、日本は米仏英など欧米に戦争で負けているんです。負けたのです。!!!負けた側の正義は国際社会では、通用しません。私も過去の戦争は日本は、日本なりの正義・大儀があったと思っています。ですが、残念ながら、世界は正しい者を支持するのではなく、勝った方を支持するんです。!!先の戦争は自衛戦争だった。日本も正しい事をした。!と言う人は正しい事を言えば世界は分かってくれると思っているのではないでしょうか。?しかし残念ながらそれは甘い!!!と言わざるえないと思います。

また、今回日本が「お詫び発言」をした事により、アジア・アフリカの国々を失望させた。!!という意見があります。かれらは、日本に中国と対抗してくれる事を望んでいるのに!!と。ですが、憲法第九条がある現状では、それは出来ません。また、失礼ながら、アジア・アフリカの国を失望させたって、それがどうかしたんでしょうか。?

 こういうと、また怒られるか、変な奴と言われるかもしれませんが、現状世界を動かしているのは、結局未だ欧米です。失礼ですが、アジア、アフリカの無力な国にいくら賞賛されても仕方ないんです。彼らは自国の事で手一杯で、日本を助けている余裕などありません。そんな無力な国々よりも、欧米の政府・国民を味方につける方が日本にとってお得なんです。今回の事で「日本は謝罪した。過去にも謝罪していた」という事実が欧米に伝わりました。欧米ではこれで日本を支持する論調が一気に広がりました。政府はアジア・アフリカの無力な国よりも欧米の支持を取り付ける事を優先したという事だと思います。で、その判断は私は現状正しいと思います。

ベストの選択・対応ではなかったが、現状ではベターな選択・対応だったと思います。

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4月25日 最後の部分が分かりにくいので、修正しました。
by winger1011 | 2005-04-24 22:10 | 中国