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ニュース系ウェブログを目指しています。テーマを「国際情勢」としつつ、世の中のいろんな時事問題で自分の思った事を書いていこうと思ってます。リンクはフリーです。


by winger1011
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アラファト死去

アラファト氏ラマラに埋葬 群衆数万人

さて、テロリストから政治家にジョブチェンジして パレスチナ自治政府の代表になったアラファトPLO議長が死んだ。後継は穏健派のアッバス氏が有力。

イスラエルは以前から、「パレスチナとの和平は、アラファトが邪魔している。」と非難していた。そのアラファトが死んで、穏健派が実権を握ったから、これからパレスチナ和平はうまくいくと言う意見が結構多い。確かにアラファトという人は、外国から送られてきた援助物資を国民に渡さず、私腹を肥やしたり、自分の地位を守る為に後継者を育てなかったり、とても誉められた人物ではない。国民を弾圧しないだけ、金正日やフセインよりはマシ という位の人物で、確かに、この人がパレスチナとイスラエルの和平の邪魔だったと私も思う。

しかし、だからと言ってパレスチナ問題が、一気に解決するという意見には賛同できない。パレスチナでは、未だに過激派が勢力を保っており、イスラエルに有利な条件で和平を結んだら、(この可能性は非常に高いと私は思っている。)納得できん!!とテロ行為を強める可能性がある。そうなると、イスラエルはまた報復として軍事行動を起こし、またまた、暴力の連鎖という事態に陥る可能性があるからだ。また、後継者問題で、もめる可能性もある。アラファトの後継者がどこまでパレスチナ国内をまとめられるかが今後のカギになるだろう。いずれにせよ、イスラエル有利な状況になる事は間違いが無い。
by winger1011 | 2004-11-13 13:05 | 中東